これは熱すぎるカード!「バージル・オルティスVSイスラエル・マドリモフ」

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2025年2月23日(日本時間)

WBC暫定世界スーパーウェルター級(69.85キロ以下)タイトルマッチ

バージル・オルティスJr(暫定王者)VSイスラエル・マドリモフ(WBC同級3位)

開催地: サウジアラビア リヤド

配信: DAZN

莫大な資金力でビッグマッチを簡単に実現させてしまうリヤドシーズン。そして今回のラインナップは過去一豪華。

メインのベテルビエフVSビボル2をはじめ、デュボアシャクールも登場するが、個人的にこのカードが一番楽しみ。

オッズはオルティス優位かもしれないが、自分は迷わずマドリモフ勝利を予想する。ボクシングスキルにかなり差があるように思える。

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選手情報

バージル・オルティスJr

生年月日:  1998年3月25日 (26歳)

国籍: アメリカ

異名: アニマル、フェノーメノ(怪物)

プロ戦績: 22戦22勝(21KO)

現WBC世界スーパーウェルター級暫定王者

身長178cm ・リーチ178cm ・オーソドックス

過去の対戦相手: セルヒイ・ボハチュク(⚪️判定2-0)

ファイトスタイル

KO率から分かるようにかなりのハードパンチャー。ボハチュク戦まではパーフェクトレコードだった。

右ストレートはもちろんだが、ジャブですら威力がすさまじい。フィニッシュは左ボディフックで悶絶もんぜつさせるパターンが多い。

しかし攻めの引き出しは少なく、フットワークも悪かったりと全体的に技術を感じない。骨のある対戦相手は前戦のボハチュクのみで、作られた戦績のように感じる。

事実ボハチュク戦では2度のダウンを奪われディフェンスの甘さ打たれもろ露呈ろていした。スーパーウェルター級ではパワーのアドバンテージもさほどなさそうだ。

イスラエル・マドリモフ

生年月日:  1995年2月16日 (29歳)

国籍: ウズベキスタン

異名: ザ・ドリーム

プロ戦績: 12戦10勝(7KO)1敗1分

元WBA世界スーパーウェルター級王者

身長174cm ・リーチ174cm ・オーソドックス

過去の対戦相手: マゴメド・クルバノフ(⚪️5RTKO)、テレンス・クロフォード(⚫️判定0-3)

ファイトスタイル

戦績だけ見て平凡なボクサーだと勘違いしちゃいけないよ。半端はんぱじゃないよマドリモフは。とかいう自分もクロフォード戦を観るまでここまで強いと知らなかった。

ゴリゴリの見た目通りフィジカルが強靭なのはもちろんのこと、あのクロフォードに引けを取らないほど技術が高い

巧みなフェイントステップワーク、流れるようなスイッチで相手を混乱させる。動きひとつひとつが速く、飛び込みながら打つ左フックは威力絶大。

ディフェンス面も文句なし。常に頭・体が動いており、パンチを打つと同時に頭を下げるため、クロフォードもカウンターをまったく当てれなかった

なおかつ打たれ強く弱点がない

注目ポイント

ここまで説明すれば分かると思うが、マドリモフの勝ち以外考えられないティム・チュームルタザリエフ粉砕ふんさいされたような結果になるだろう。

試合解説

1R

まずはお互い様子見。プレッシャーをかけてるのはオルティス。

両者決定打なく第1R終了。手数とプレッシャーを評価し10-9オルティス

2R

マドリモフはフットワーク・ボディワークを駆使くしまとしぼらせない。

マドリモフが独特のリズムで上下に打ち分けるが、オルティスのディフェンスは堅い。

微妙なラウンドだが10-9マドリモフ

3R

どっしり構えプレッシャーをかけるオルティスと常に動きながら一定の距離を保つマドリモフ。

このラウンドも両者明らかな有効打なし。ジャッジ泣かせの試合になりそうだ。10-9マドリモフ

4R

オルティスがプレッシャーを強めるも、マドリモフは軽やかにパンチを見切る。だがマドリモフはオルティスのパワーを警戒しすぎてるのか逃げ腰に見える

10-9オルティス

5R

高度な駆け引きが繰り広げられてるのかもしれないが、あまりに動きがなく退屈な試合だ。。。

マドリモフに関していうと、クロフォード戦が良すぎただけにどした?という感じだ。もっとアグレッシブに行ってほしい。

10-9オルティス

6R

このラウンドも同じ展開。眠くなってきた

手数・積極性を評価し10-9オルティス

7R

おっ、マドリモフが近い距離で戦うようになった。左フック・オーバーハンドと強振するが当たらない。オルティスのディフェンスがいい

少しマドリモフにリズムが出てきたか。10-9マドリモフ

8R

コーナーで両者激しく打ち合うもクリーンヒットはなし。こういう打ち合いを見たいんだよ。

10-9マドリモフ

9R

オルティスの強烈な右ボディーショットが当たりだした。その後も左右のボディーを徹底。マドリモフがクリンチ。

ボディーを嫌がるマドリモフ。顔面への意識がおろそかになったところに、ジャブ・ストレート・アッパーとオルティスのコンビネーションがヒット

このラウンドは完全に10-9オルティス明確にダメージを与えていた

10R

オルティスが前に出る。オルティスはボディー打つ時もしっかりテンプルをガードしてるのが良いね。

焦りかマドリモフはラフになり出してる。レフェリーに注意を受ける。

両者が打ち合う。オルティスはパンチを見切りながら、左ボディー・左フックと的確にヒットを重ねる。

オルティスが良い。10-9オルティス

11R

がむしゃらに打ち合うしかなくなったマドリモフ。だがシンプルな正面からの打ち合いはオルティスにがある

だがマドリモフは粘り強く手数を出し、オルティスを下がらせる。

10-9マドリモフ

12R

頭がぶつかりながら打ち合う両者。マドリモフは左フックを、オルティスは右アッパーをヒットさせる

てかマドリモフは知ってたけど、オルティスもスタミナあるね〜。

両者大きなダメージを負うことなく試合終了。10-9マドリモフ

自分採点では114-114のドロー。果たして結果は。。。

試合結果

ジャッジ1人目117-111、2人目115-113、3人目115-113

以上3-0の判定で勝者・・・and STILL !!WBC暫定世界スーパーウェルター級王者バージル・オルティスJr!!!

感想

非常に実力が拮抗きっこうしていて、明確にどっちかが取ったラウンドはほぼなかった。ジャッジ泣かせの試合だった。

結果的に3-0でオルティスの勝利だったが文句はないだろう。試合全体の印象としてもオルティスが押してるように見えたし。

個人的にマドリモフの評価は相当高く、個人的PFPランキングで7位にしてたほど。そのため残念ではある。クロフォード戦のマドリモフは間違いなく強かった。今回は相性もあると思うが、パッとしなかった。

スーパーウェルター級はクロフォードを筆頭にムルタザリエフフンドラと強敵揃いだ。統一戦の実現に期待がかかる。マドリモフにもまた王座返り咲いてほしい。

隻眼カズキ

網膜剥離で片眼を失明しました。トレーニングが日課でSASUKE予選会に3度出場してます。
ボクシング観戦にハマるきっかけになった試合は井上尚弥VSオマール・ナルバエスです。
当ブログではアップセット(番狂せ)が起きそうな対戦カードに注目し、試合記録を投稿していきます。

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